オリックス・ドラ1コンビ、強い決意胸に異国へ 両投手が掲げる課題とは
山崎福「ここまで野球ができることはありがたい」
異国の地では通訳は帯同するが、全ての環境が揃っている日本とは全く異なる。
「向こう(プエルトリコ)では自分をどんどん主張していかないと置いていかれる。これを乗りきったらメンタル面でも強くなれると思う」
食事も3食全てが揃っているわけではない。自炊をする日もあれば、洗濯がもちろん各自で行う。
山崎福は今季3勝6敗、防御率4・53。即戦力のドラ1位左腕としては物足りない数字だ。キャンプから慌ただしくプロ生活をスタートし休む間もない1年だが「ある意味ここまで野球ができることはありがたいこと。僕は休む期間が長くなるのは嫌なほうなんで。とにかく強いボールをインコースに投げることを意識してやっていきたい。左右に関係なく内角を突いていきたい」と目を輝かせている。
左右のドラ1コンビが先発ローテ入りとなれば、来季の投手陣はより強力なものになる。次世代のオリックスを背負う若武者が強い決意を胸に異国の地のマウンドに上がる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count