ヤクルト、山田3連発でホークス撃破! 日本S第3戦は主砲の5打点で初勝利
主砲・山田が目覚めの3打席連続本塁打、必勝リレーでソフトバンクの王手阻止
日本シリーズ第3戦が27日、神宮球場で行われ、ヤクルトがソフトバンクに8-4で勝利した。これで対戦成績を1勝2敗とした。
先制はヤクルト。初回にランナーを1人置き、2試合でわずか1安打だった主砲・山田がシリーズ初のホームランをセンターに運ぶ。幸先よく2点を先制した。
しかし2回、ヤクルトは2死二、三塁のピンチを招くと、先発杉浦の暴投で1点を献上。さらに福田にタイムリーを浴び、同点に追いつかれる。
迎えた3回。またもこの男のバットが火を噴いた。2死から先制弾を放っている山田に打席が回ると、ホークス先発の中田からセンターへの本塁打。2打席連続弾で3-2と勝ち越した。
再びリードをもらった杉浦だったが、これを守ることが出来ない。4回に今宮にバックスクリーンへのソロアーチを浴び同点に追いつかれると、5回にも明石に勝ち越しのソロアーチを浴び、4-5と逆転を許してしまう。
2度のリードから、ついに1点ビハインドとなったヤクルトだが、5回、日本シリーズ史に残る大記録で逆転に成功する。
2死一塁、2打席連続本塁打を放っている山田が打席へ。ソフトバンク千賀が投じた5球目の内角高めの148キロをとらえると、打球はレフトスタンドへ飛び込む2ランホームランに。日本シリーズ新記録となる1試合3本目の本塁打で、チームは5-4と逆転した。
ヤクルトは8回にも畠山のソロ本塁打、中村の2点タイムリーで3点を追加。投手陣は、6回石山、7回1死からは久古とつなぐと、8回1死からオンドルセク、最終回はバーネットが締める必勝リレー。8-4でソフトバンクに勝利を収めた。
今季、トリプルスリーを達成した23歳の5打点の大爆発で今シリーズ初勝利。ヤクルトが対戦成績を1勝2敗とした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count