メジャーの真の守備職人は? 2015年のフィールディング・バイブル賞発表
野球統計の専門家が指標を基に選出する、各ポジションの守備職人
その年に卓越した守備を見せた選手を選出する「フィールディング・バイブル・アワード」の今季受賞者が10月29日(日本時間30日)に発表された。
同じく守備表彰として知られるゴールドグラブ賞と異なり、フィールディング・バイブル・アワードは、野球統計の大家であるビル・ジェームズ氏をはじめとした、セイバーメトリクスの専門家達が守備面での指標や数値を基に投票し、選出する。より公平な視点から玄人好みの守備職人が選出されることで知られ、両リーグで各ポジション1人だけ受賞できる。
2015年の各受賞者は下記の通り
○投手
ダラス・カイケル(アストロズ)
DRS +13
○捕手
バスター・ポージー(ジャイアンツ)
DRS +17
○一塁手
ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
DRS +18
○二塁手
イアン・キンズラー(タイガース)
DRS +19
○三塁手
ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
DRS +18
○遊撃手
アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
DRS +25
○左翼手
スターリング・マーテ(パイレーツ)
DRS +24
○中堅手
ケビン・キーマイアー(レイズ)
DRS +42
○右翼手
ジェイソン・ヘイワード(カーディナルス)
DRS +22
○外野複数ポジション
エンダー・インシアーテ(ダイアモンドバックス)
DRS +29(外野3ポジションでの合計)
※DRS(守備防御点)はそのポジションの平均と比較してどれだけ失点を防いたかを示す指標。0が平均値とされ、+15超の数値を記録するとゴールドグラブ賞級と捉えられている。