ロッテを退団後に活躍した例も… 今年も可能性を秘めた選手が戦力外に

変則左腕やパンチ力のある捕手など、きっかけ次第では貴重な戦力に?

○中後悠平(戦力外)

入団4年目。通算37試合に登板。2勝2敗6ホールド、防御率5.68。2011年のドラフト2位で入団すると、1年目は開幕から中継ぎで活躍。左腕かつ独特のサイドスローから投げられるスライダーは、右打者が空振りした後に体にボールがぶつかる程のキレがある。故障や制球難もあり登板機会が減少し、今季は1軍での登板はなし。変則左腕としてきっかけ次第では再生の可能性も。

○服部泰卓(戦力外)

入団8年目。通算73試合に登板。2勝1敗22ホールド、防御率5.81。長谷部康平(楽天)の外れ1巡目指名を受け2007年の大学生・社会人ドラフトでロッテに入団。6年目の2013年には中継ぎとして51試合に登板し、防御率3.38の成績を残した。

○川本良平(戦力外)

プロ11年目。通算334試合出場。打率2割9厘、19本塁打、77打点。パンチ力のある捕手。今年はFA資格を保有した嶋(楽天)や大野(日本ハム)が残留を表明しており、捕手が補強ポイントのチームへの入団も考えられる。

 まだまだ老けこむには年齢的にも早く、きっかけ次第では一皮剥ける可能性を秘めた選手たちが、これまでもロッテからは多く戦力外となっている。特に外国人では、かつて在籍したシコースキー(ロッテ→巨人→MLB→ヤクルト→ロッテ→西武)、フェルナンデス(西武→楽天→オリックス→メキシコL→西武→楽天→メキシコLA→オリックス)が、ロッテを戦力外・自由契約となってからカモメの如く渡り鳥として他球団で活躍した。

 また、中継ぎ左腕の藤田宗一はロッテを07年オフに戦力外となってから、巨人で活躍し、最後はソフトバンクで現役を引退した。同じように、ロッテ退団後にもう一花咲かせられる選手は、果たしてこの中から現れるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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