DeNAはラミレス体制へ、実績ある選手が戦力外&伸び悩む若手にも見切り

球宴前まで首位も最下位に終わったDeNA、外国人含めて11選手が戦力外に

 今季最下位に終わったDeNAは、シーズン終了後に外国人選手を含めて11選手を戦力外とした。球団創設から4年間指揮を執った中畑体制を終え、ラミレス新監督を迎えたチームは新たな布陣で再出発を切る。

 中畑監督が率いた今季は序盤から好調を維持し、交流戦を迎えるまでは貯金「10」を記録するなど快進撃を続けていた。しかし、交流戦では3勝14敗1分けで最下位と大失速。リーグ戦に戻り、何とか球宴を首位でターンしたが、後半戦は徐々に順位を落とし最終的に最下位に沈んだ。

 ベテラン投手を複数人解雇し、将来が嘱望されていた若手投手にも見切りをつけた。さらに代打の切り札としてまだやれるという声も多いベテランとも契約を交わさなかった。

 あらためて、チームから去る主な選手の実績を振り返ってみよう。

◯高橋尚成(引退)

プロ16年目。NPB通算261試合に登板。79勝73敗15セーブ5ホールド、防御率3.79。巨人時代の2007年に防御率2.75で最優秀防御率のタイトルを獲得。2010年にメッツとマイナー契約。メジャーの座を勝ち取り、初年度には10勝(6敗)8セーブと先発、抑え問わずフル回転の活躍。MLB通算168試合に登板。14勝12敗10セーブ13ホールド、防御率3.99。

 2014年からDeNA入りすると、先発ローテ入りを期待されながらも黒星が先行し、0勝(6敗)で日本復帰初年度を終える。意地を見せたい今季だったが、勝利を挙げることは出来ずに引退を決断した。

◯東野峻(戦力外→現役引退)

プロ11年目。通算124試合に登板。32勝30敗2セーブ2ホールド、防御率3.43。巨人時代の2010年は13勝(8敗)で先発陣の軸に。2012年に1登板のみに終わり、オリックスに移籍。2014年に戦力外通告を受けると、トライアウトを経てDeNAに入団。

 今季はわずか3試合の登板に留まり戦力外通告を受け、その後現役引退を決めている。来季からはDeNAの打撃投手としてチームを支える方向だ。

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