侍ジャパン、大谷が「プレミア12」へ不安 調整登板も2回2失点
4回から登板、立ち上がり上々も5回2死から崩れる
侍ジャパン日本代表の日本ハム・大谷翔平投手が5日、8日開幕の世界野球プレミア12へ不安を残した。
プエルトリコとの強化試合(ヤフオクドーム)で、4点リードの4回から2番手で調整登板。先頭・ロペスを138キロのフォークで見逃し三振。ソーンは154キロ直球で詰まらせ遊ゴロ。4番・シルバは140キロのフォークで空振り三振に仕留め3者凡退に抑えた。
だが、5回に2死から崩れた。リベラの右翼線二塁打と自らの失策で招いた2死一、三塁から、J・リベラに右前適時打。続くゴンザレスにも左翼線適時二塁打とされた。予定の2イニングで4奪三振、3安打2失点。直球の最速は156キロだった。
8日の韓国との開幕戦(札幌ドーム)で先発予定。4日の福岡市内のホテルで行われた壮行会で、小久保監督から「慣れ親しんだマウンドで韓国打線を抑えてくれると信じています」と開幕投手に指名され、大谷は「初戦なので大事。自分の持っているものを100%出せれば」と決意表明していた。世界の怖さを思い知らされる調整登板となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count