来季8年ぶりV狙う西武、助っ人3人&10年目で初勝利右腕も契約更新せず
終盤でCS逃し、34年ぶり2年連続Bクラスの西武、外国人含めて12選手が戦力外に
今季シーズン終盤にロッテに抜かれ、4位に終わった西武は、シーズン終了後に外国人、育成選手を含めて12選手を戦力外とした。前年の5位から一つ順位は上げたものの、34年ぶりの2年連続Bクラスとなった今シーズン。来季は2008年以来7年間遠ざかっているリーグ制覇に向けて再出発を切る。
シーズン終盤には長きに渡ってエースを務めたベテラン右腕、また球界の人気者として名を馳せたムードメーカーの外野手らが引退を表明。10月に入ると、2軍でくすぶっている選手の中から戦力外が告げられる者も少なくなかった。また外国人選手は3人が契約解除を言い渡された。
改めて、チームから去る主な選手の実績を振り返ってみよう。
◯西口文也(引退)
入団21年目。通算436試合に登板。182勝118敗6セーブ3ホールド、防御率3.73。
西武のエースとして1996年から2002年まで7年連続2桁勝利。1997年にはMVP、沢村賞、最多勝、最多奪三振、最高勝率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などタイトルを総なめし90年代の西武の顔として君臨した右腕も衰えを隠せず。43歳を迎えた今季、現役生活に終止符を打った。
9月28日に引退試合が行われ「西口コール」で見送られたレジェンド。来季から「球団本部編成部付」という肩書きで第2のキャリアに足を踏み入れる。
◯森本稀哲(引退)
プロ17年目。通算1272試合に出場。打率2割5分9厘、33本塁打、267打点、106盗塁。今季は12試合の出場で12打数無安打。
日本ハム時代の2006年には新庄剛志、稲葉篤紀とともに鉄壁の外野陣として日本一に貢献。さらに明るいキャラクターとパフォーマンスで人気を博し、球界一のエンターテイナーとして名を馳せた。しかしそんな俊足、堅守を誇る外野手も、2011年に横浜にFA移籍するも、結果を残せず。2013年オフに戦力外通告を受けた。そして西武に拾われて2年間が過ぎた今年に引退を表明した。