マ軍、先発右腕獲得も…GMは岩隈との再契約に意欲「情熱に何ら変化はない」

マリナーズGM「クマを戻したいという我々の情熱に何ら変化はない」

 マリナーズの今季の先発ローテーションはキングことエース右腕、フェリックス・ヘルナンデス投手を筆頭に、岩隈、ジェームス・パクストン投手、タイジュワン・ウォーカー投手、ロエニス・エリアス投手。ここにカーンズが加わることになった。

 一方で今季限りで契約満了となり、今季限りでフリーエージェントとなる岩隈久志投手とマリナーズは相思相愛と報じられているが、来季についてはいまだ合意に至っていない。岩隈が流出時にカーンズの存在は“保険”となる可能性があるが、ディポトGMはカーンズ獲得が岩隈との契約交渉との関連性はないと強調する。

「先発ローテーションはこれで完成したとは思っていない。これは必要を埋めただけだ。クマを戻したいという我々の情熱に何ら変化はない」と説明。そして、現地時間6日(日本時間7日)に今季契約満了となる岩隈との独占交渉期間が終了となるために、同GMは「我々はおそらく提示することになりそうだ」とクオリファイング・オファー(QO、今年は1年1580万ドル)を出す方針を示したという。

 記事では複数年契約を求める岩隈が「このオファーを固辞することが予想される」としながらも、マリナーズは岩隈との契約交渉を継続することができる。QOを提示したことで、他球団が岩隈を獲得する場合、マリナーズは右腕と引き換えにドラフト指名権を手にすることが可能となる。岩隈とマリナーズとの契約交渉の決着はまだ先のようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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