V逸の阪神は金本政権へ 「JFK」へ繋ぐ右腕が引退&15年目左腕は3度目解雇
2度戦力外から輝きを見せた15年目左腕、3度目の戦力外通告受ける
○渡辺亮(引退)
入団10年目。通算362試合に登板し、15勝6敗60ホールド、防御率2・64。
2005年の大学生・社会人ドラフト4位で阪神に入団。2年目に53試合に登板し、防御率2・47と頭角を現す。翌年も66試合で23ホールドと勝ち試合の継投の一角を担った。2012年まで3年連続50試合以上登板だったが、2013年からは15試合、2014年は14試合と登板が激減。今季は1試合のみの登板に終わっていた。
全盛期はJ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之の「JFK」に繋ぐ役割を担った右腕。年数は短かったが、リリーフ陣の柱として強く印象を残しユニホームを脱いだ。
○加藤康介(戦力外)
プロ15年目。通算320試合に登板し、29勝43敗54ホールド1セーブ、防御率4・42。
2000年のドラフト2位でロッテに入団すると、ルーキーイヤーから先発の一角を担い9勝(10敗)、2002年にも11勝(15敗)を挙げた。2003年から4年間は不振に終わり、2007年にトレードで移籍したオリックスでは2年間で2登板のみで戦力外通告を受けた。
そんな左腕もトライアウトを経て、横浜に入団すると、2009年は31試合で13ホールド、防御率3・68と貴重な中継ぎ左腕として復活を果たす。2010年オフに再び戦力外通告を受けるが、阪神に拾われると2012年に41試合で7ホールド、防御率0・83と救援として自身最高の安定感を見せるシーズンとなった。2013年も61試合で16ホールド、防御率1・97だったが、今季は6試合の登板に終わっていた。