オリ戦力外の鉄平が激白「もう1度、1軍で」― 天才打者は再び輝けるか

トライアウト回避の理由は? 「土谷はまだやれるというところを見せたい」

――現役続行を希望しているがトライアウトには参加しなかった。

「他球団へのアピールということでは参加してプレーを見せた方がいいと思います。けど、シーズン終盤に左足を肉離れして、今はようやく治ってきた段階だった。仮にトライアウトを受けてプレーをしても実践的な動きは中途半端なものしか見せられない。急激に調整をして来シーズンに間に合わなかったら元も子もないのかなと」

――現状の状態は?

「筋力トレーニング、ランニング、キャッチボール、マシン打撃とほぼ全ての練習をやっています。ケガの状態もほぼ完璧に近い状態です。土谷(名字)はまだやれるというところを見せたいですね」

――自由契約、戦力外の選手が他球団との交渉が始まるのはトライアウト後になる。現状、他球団からの話しはあったのか?

「新聞などの報道で調査しているというのを見たりしましたが、他球団からの話はありません。今はいつ呼ばれてもいいようにプレーできる体を作っています」

―来年、NPBのユニホームを着るには2016年7月末が期限だが。

「家族のこともあるので生涯現役というわけにはいかない。僕の中では来春のキャンプが始まる前の1月いっぱいまでかなと思っています。そこまではやれることをやって、もう1度、1軍でプレーすることを目指します」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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