上原浩治の来季起用法に変化も? レ軍に新守護神候補の獲得の可能性が浮上

上原以外の守護神候補獲得の目的は?

 他に候補に挙げられたのはフィリーズのケン・ジャイルズ投手、パドレスのクレイグ・キンブレル投手、ナショナルズのジョナサン・パペルボン投手、ドリュー・ストレン投手。これについてドンブロスキ氏は「本当にわずかの交渉をしている。代理人と会談を持ち、チームとも話をしている。毎年この時期は(交渉が)どうなるのかわからない」と語っているという。

 記事では、新たな守護神候補の獲得の目的について、今季脆弱性を露呈したブルペンの強化、上原がパフォーマンスが低下した時に備えての保険の2点を挙げている。

 上原の来季年俸は900万ドル(約11億円)。レッドソックスは、新たな守護神候補の獲得に同程度の資金をつぎ込む余裕はあるのか。「私はできると思う。多くの球団はそのモデル(ダブル守護神体制)に移行している。我々もできると思うよ」。ドンブロウスキ氏はこう語ったという。

 ワールドシリーズを制覇したロイヤルズ、昨年の覇者ジャイアンツ、ヤンキースも2人以上の強烈なタレントをブルペンに擁し、プレーオフに出場した経緯もある。登場曲サンドストームの電子音とともに9回のマウンドに降り立つフェンウェイパークの人気者は、41歳で迎えるシーズンもクローザーを任されるのか否か、球団の動きが注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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