侍J、ドミニカ撃破で開幕3連勝! 中田が連夜のV打、2戦8打点と大暴れ

武田が4回緊急降板、2番手小川が同点2ラン被弾も、中田が救った! 日本は首位キープ

 侍ジャパン日本代表が12日の世界野球「プレミア12」1次ラウンド第3戦・ドミニカ共和国戦(台湾・桃園)で4-2で勝利し、3連勝。決勝トーナメント進出へ大きく前進した。1次ラウンドB組で首位をキープ。次戦は14日の米国戦(桃園)だ。

 決勝打を放ったのは、またも日本ハム・中田翔だ。同点の8回2死一、二塁から、デヘススのボークで同二、三塁に。1ボール2ストライク。低めに落ちるフォークを左翼線へ打ち返した。勝ち越しの2点二塁打だ。

 前夜のメキシコ戦(台湾・天母)ではサヨナラ打、2ランなど3安打5打点の大暴れ。この日は4回1死一、二塁の中前適時打と合わせ、4打数2安打3打点。台湾移動後の2試合は7打数5安打の打率7割1分4厘、8打点の固め打ちだ。連日の猛打で、チームを引っ張っている。

 同点に追いつかれた7回の守備終了後。中田は、7回先頭の守りで左越えの飛球に目測を誤りエンタイトル二塁打とした左翼・筒香に声をかけていた。13年WBCでは野手最年少として参加していた中田。今や侍ジャパン中心選手としての自覚も芽生えている。

 打線はドミニカ共和国の8安打よりも少ない5安打。先発の武田が右ふくらはぎをつって4回降板し、2番手・小川が7回に同点2ランを許した。苦しい戦いとなったが、中田のバットはすべてを救った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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