上原浩治に強力なライバル? Rソックスが通算225セーブの剛腕を獲得
14年まで4年連続セーブ王、最高のクローザーの1人とされるキンブレル
レッドソックスがパドレスのクローザー、クレイグ・キンブレル投手をトレードで獲得したと米メディアが報じた。右手首骨折から来季復帰する上原浩治投手にとっては、強力なライバルとなりそうだ。
FOXスポーツの名物記者であるケン・ローゼンタール氏は、ツイッターでキンブレル移籍を報告。レッドソックスからパドレスには若手数選手が移籍する。
MLB移籍情報サイトの「トレードルーマーズ」では、来季のレッドソックスは、キンブレルと「エースリリーバー」の上原が試合終盤を任されることになると指摘。まだ27歳ながらブレーブス時代には4年連続ナ・リーグのセーブ王(11~14年)に輝き、通算225セーブ、防御率1.63と圧倒的な実績を誇る剛腕のキンブレルは、現在のMLBで最高のクローザーの1人。ただ、今季は防御率2.58と成績を落としており、上原とどちらが最終回を任されるのか、注目が集まるところだ。
今季終盤から強化責任者に就任したデイブ・ドンブロウスキ氏は以前、地元紙「ボストン・グローブ」の記事の中で上原に対する信頼を明かしながらも「私は彼が若くないことも知っている」などと話し、来季もクローザーとして起用するか明言を避けていた。
セットアッパーの田澤純一投手の起用法にも変化があることは確実。巻き返しを図るレッドソックスにとって心強い補強となることは間違いないが、ブルペンを支えてきた日本人リリーバー2人にはどのような影響があるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count