開幕3連勝の侍Jは米国&ベネズエラを破れるか 「普通にやれば大丈夫」

3戦26得点の米国は「下位から上位につながる形が出来上がっていた」

「澤村(巨人)が打たれた同点タイムリーも、フォークボールがちょっと真ん中に入って打たれた。彼らはストレート狙いでそれがピッタリ合うんです。そういうところを気をつけて投げなければいけなかった。

 西(オリックス)もシュートが通用しなかったですね。おそらくシュートの概念ではなくて、速い球に『1・2・3』で振ってきただけだと思うんですよ。それでも詰まって、たまたま良いところに飛んでった。シュートにしても、チェンジアップにしても、彼らには通用しないんです。シュートは真っ直ぐ、チェンジアップはちょっとタイミングがずれる絶好球なんです」

 この試合で救援した2投手の例を挙げ、苦戦の要因を指摘した野口氏。その上で、米国、ベネズエラと続く強豪国との対戦についての注意点を挙げた。

「(米国は)下位から上位につながる形が出来上がっていたので、打線のつながりを分断できるようにしたいですね。クリーンアップはそれなりの実力で、メキシコ戦ではコールド勝ちしてつながり始めている。そこを分断できるかどうか。まあできるでしょう。『俺が菅野だ』というピッチングをしてほしいですね」

 11日にはベネズエラに敗れ、ここまで2勝1敗ながら、3戦の合計得点「26」という打線を誇る米国への対策をこのように明かし、先発・菅野(巨人)に期待を込めた。

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