ヤクルト由規が育成契約 過去に支配下→育成から復活した選手は?
脇谷、柳瀬らも支配下→育成→支配下を経験
○脇谷亮太内野手(西武からFA)
柳ケ浦から日本文理大、NTT西日本を経て05年大学・社会人ドラフト5巡目で巨人入団。10年に132試合出場で打率2割7分3厘。11年オフに右肘じん帯再建手術を受け、12年は育成選手として契約。13年支配下選手に復帰。14年片岡治大内野手の人的補償で西武移籍。今季は118試合出場で打率2割9分4厘、3本塁打、22打点だった。通算744試合、打率2割6分0厘、17本塁打、152打点。
○柳瀬昭宏投手(ソフトバンク)
如水館高、龍谷大から05年大学・社会人ドラフト6巡目でソフトバンク入り。07年に44登板で4勝1敗2セーブを挙げたが、09、10年に右肘を2度手術。11年は育成選手として契約。12年支配下選手に復帰。13年は44試合登板で防御率1・52。今季は8試合登板で防御率2・79だった。通算214試合登板で11勝6敗8セーブ、52ホールド。防 御率2・99。
○河内貴哉投手(広島で現役引退)
国学院久我山高から99年のドラフトで3球団競合の末に広島入り。04年には23試合に先発して8勝を挙げてオールスター出場。08年には痛めた左肩手術を受けた。09年オフに育成選手契約。12年5月に3年ぶりに支配下選手登録された。13年には開幕21試合連続無失点をマーク。今季は1試合登板で戦力外通告を受け、現役引退した。通算166試合登板で16勝28敗23ホールド、防御率5・06。
15年シーズンに1日でも早い支配下登録選手を目指す由規。球団は背番号11を空けて待つ方針だという。最速161キロの剛腕は球界の“先輩たち”に続くことが出来るか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count