侍ジャパン小久保監督、米国戦の逆転劇に「今日は筒香のバッティング」
今大会不動の5番打者が3打席連続タイムリー
侍ジャパン日本代表は14日、世界野球「プレミア12」1次ラウンド第4戦、米国戦で10-2と逆転勝ちし、開幕4連勝で1次ラウンドB組首位突破を決めた。先発の菅野(巨人)が3回までに2点を奪われたものの、4回に筒香(DeNA)の適時打で1点を返すと、6回にまたも筒香がタイムリーを放ち、同点。直後、中田(日本ハム)の勝ち越し3ランが飛び出し、一気に逆転に成功した。7回にも松田(ソフトバンク)が満塁弾。試合後、小久保裕紀監督は快勝の中で「今日は筒香のバッティング」と今大会不動の5番打者を称えた。
序盤は相手先発グルーブの前にチャンスを作れず、3回まで無得点。しかし終わってみれば、13安打10得点の猛攻で圧勝となった。特に中田は3試合連続のV打。今大会11打点と勢いが止まらない。しかし、指揮官がポイントと挙げたのは筒香の打撃だった。
4回2死二塁のチャンスでレフトの頭を越えるタイムリー二塁打。6回にも1死一、二塁で、外の変化球をバットを折りながらセンター前に運び、同点打。3点リードの7回にも2死一、二塁の場面でセンター前に弾き返し、3打席連続のタイムリーヒットを放った。
試合後、小久保監督は「今日は筒香が緊迫した中で1点取ってくれて、その後、同点なってくれた。それで楽になった」と振り返り、「今日は筒香のバッティング」と高く評価。開幕4連勝で宣言通り1次ラウンド1位通過を決め、「明日(15日)の1試合(ベネズエラ戦)も大事に戦いますし、あとは準々決勝です」と力を込めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count