侍ジャパン小久保監督、大一番で好投のエースを絶賛「さすが前田」
3回1死一、三塁を併殺で切り抜け、「あれで今日のゲームが決まった」
侍ジャパンが16日の世界野球「プレミア12」準々決勝プエルトリコ戦(台湾)を9-3で勝利し、4強進出を決めた。先発の前田(広島)が7回4安打7奪三振無失点と好投。打線も13安打で9点を奪った。これで開幕から怒涛の6連勝。準決勝は19日、東京ドームで行われる。
試合後、小久保監督は「一発勝負だったので最後は楽な展開になりましたけど、東京ドームに帰れることになってホッとしている」と安どの表情を見せ、準決勝で好投したエース前田に「1か月前くらいから今日投げるよと言っていた。この1か月間、非常にプレッシャーもあったと思うけど、さすが前田だと思う」と称賛。ポイントに3回1死一、三塁のピンチを投ゴロ併殺で切り抜けた場面を挙げ、「あれで今日のゲームが決まった」と振り返った。
一方、大一番で見事チームを勝利に導いた前田も「とにかく負けられない試合だった。何とか無失点で終わろうと思った」と充実感を漂わせ、「ずっと前から準決勝はマエケンでいきたいと言ってもらっていた。期待に応えたいと思っていた。期待に応えられてよかった」と話した。右腕は猛攻を見せた打線と好リードの嶋に感謝。「一丸になって勝っていきたい」と力を込めた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count