侍ジャパン大谷、韓国戦で中10日先発へ 必勝のポイントは?
要注意の3番・金賢洙
侍ジャパン日本代表の日本ハム・大谷翔平投手が、19日の世界野球プレミア12準決勝・韓国戦(東京ドーム)に先発する。
8日の韓国との開幕戦(札幌ドーム)では6回無失点。2安打、10奪三振と寄せ付けなかった。中10日で臨むマウンド。必勝のポイントは3番・金賢洙(キム・ヒョンス)封じだ。
金賢洙は韓国球界で通算打率3割1分8厘をマークしている安打製造機。09年WBCでは打率3割9分3厘を記録しベストナインに輝いた。今大会は3番に入り、6試合で打率3割2分0厘(25安打8安打)、9打点をマーク。8日の開幕戦では大谷から4回1死で右前安打を放っている。
ここまで4番・李大浩(ソフトバンク)は打率2割3分8厘、1本塁打、5打点。来季からメジャー挑戦する2年連続50発の5番・朴炳鎬(パク・ビョンホ)も打率2割2分7厘、1本塁打、1打点と決して本調子とは言えない。それでも、準決勝の舞台は本塁打の危険性の増える東京ドーム。韓国のヒットメーカーを封じて投手有利な状況で迎えたいところだ。
大谷にとって東京ドームはプロ4度目の登板。13年6月26日のソフトバンク戦では6回4安打3失点。15年の7月17日の球宴第1戦では2回2安打1失点し、同9月2日のロッテ戦では6回7安打3失点で黒星を喫している。
「必ずゼロに抑える必要はない。こっちの得点よりも少なく抑えればいい。なんとか勝って決勝に進めたら」
そう話す大谷。メジャー組の参加しないプレミア12。開幕前から日韓戦が事実上の頂上決戦とみられていた。日本最速162キロ右腕の真価が問われるマウンドとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count