プレミア12初代王者まであと2勝 侍ジャパンの投手起用はどうなる?
前田は決勝でブルペン待機に?
決勝の先発は菅野が予定されている。巨人のエースは、一部の投手のみで行われた17日の練習にも調整のために参加。14日の米国戦では4回5安打2失点と決していい内容ではなかったが、大谷と同じように、準決勝でメキシコを下して勝ち上がってくるであろう同じ相手に、決勝で再び投げる可能性が高そうだ。
菅野は「(もし米国が相手となれば)それなりに向こうも対策してくると思う。でも、自分も対戦のイメージがあるので、五分五分だと思う」と自信をのぞかせた。
準決勝と同じように、決勝でも先発の後ろには則本が控える。さらに、前田もブルペンで待機することになる。菅野は初回から飛ばして、後ろのピッチャーに託すことが出来る。
抑えの松井が15日のベネズエラ戦でセーブに失敗し、16日のプエルトリコ戦では9点リードの9回に登板した増井が3ランを浴びるなど、試合終盤を任せるピッチャーにはやや不安も残る。ただ、まずは大谷、菅野、そして則本の投球が、初代王者に輝くために大きな鍵となりそうだ。
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清水友博●文 text by Tomohiro Shimizu