元G久保裕也はDeNAで輝けるか― 「巨人→DeNA」選手の過去の成績は?
来日最多140試合に出場し打線を牽引したロペス
○久保裕也投手(16年~)
02年ドラフト自由獲得枠で巨人入り。1年目から先発、中継ぎとフル回転し、10年に球団史上最多となるシーズン79試合登板。11年途中から抑えを務め、67試合登板で4勝2敗20セーブ、防御率1・17。通算成績は418登板、47勝35敗36セーブ101ホールド、防御率3・47。
今季、加入1年目の東野は3試合の登板にとどまり、岡島も10試合の登板で0勝2敗、2ホールド、防御率8・59とふるわず、ともに1年で戦力外となった。東野は現役引退を表明。また、14年開幕前に米国から日本球界に復帰した高橋も在籍2年で1勝もできず、今季限りで引退を決断した。
一方で今季加わったロペスは主に「5番・一塁」を務めて来日最多140試合に出場。打率2割9分1厘、25本塁打、73打点と結果を出した。打率は来日1年目の3割3厘に次ぐ数字。本塁打、打点ともに最多で、DeNAで復活を果たしたと言える。
さかのぼれば、2011年に一度は日本ハムを戦力外となった林も14年に06年以来の50登板超えを果たすなど56試合で2勝2敗、15ホールドをマーク。その際に複数年契約をつかんでいる。
新天地で輝く選手、輝けない選手がいる中、今季、チームは対巨人戦で10勝15敗と負け越した。順位も前半戦を首位で折り返しながら最下位に。今季まで4年間指揮した元巨人の中畑清監督が今季限りで退任。そして来季からは元巨人・ラミレス新監督が指揮を執る。
指揮官をはじめ、来季在籍する元G戦士はチームを18年ぶりVに導くほどの奮闘を見せられるか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count