米コーチはどう見る? 侍Jでも好投、大谷はMLBで「最低でも先発3本柱」に

大谷の能力は世界トップクラスの投手に比べても「引けを取らない」

――ダルビッシュ、田中と比べて足りないのは経験くらいか?

「経験が何よりも必要だし、レベルの高い打者たちと対戦を重ねていくことが必要になってくる。プレミア12は世界大会。世界の優秀な打者との対戦は彼にとっては大きな経験になるのはないか。来年以降もファイターズで投げるだろうが、大事な試合でどんどん投げて、負けられない対戦を増やしていくことで経験値も上がってくると思う」

――今のレベルでパドレスに入ったら、先発ローテに入れるか?

「パドレスに限らず、どこのチームに入っても先発枠に入っていけると思う。世界中のどこの球団に入ったとしても、間違いなく先発3本柱に入る。最低でもね。1番頭で投げることが出来るチームもあると思うよ。彼の持っているモノをそのまま出せば、自ずと結果は出せる」

――メジャーを代表する投手になれるか?

「どうなるかは分からないが、そのレベルに行き着くだけの才能はある。持っているモノは世界トップクラスの投手の中でも引けを取らない。これから楽しみだね」

○エリック・ヤング 1977年1月5日、米国生まれ。1999年ドラフト11巡目でドジャース入り。フィリーズへトレード移籍し、02年にメジャーデビュー。メジャー通算10試合登板で2勝0敗、防御率2・21。テスト入団した08年のオリックスでは11試合登板で0勝1敗、防御率6・97。その後、米独立リーグ、韓国プロ野球・ハンファ、台湾・興農などでプレーした。13年に現役引退。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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