パドレスが“豪華顔ぶれ”で野球教室開催 高知の少年たちは「レベルが高い」

MLB流の野球教室、憧れの選手との距離の近さに驚く子どもたち

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ロングティーを手伝う元DeNAの中村紀洋氏【写真:岩本健吾】

 その後はキャッチャーを相手に投球練習を行い、各選手が細かく子どもたちにアドバイスを送るシーンも。最初は緊張の色が見られた子供たちも、練習終盤には自らアドバイスを求める場面が見受けられ、親身にアドバイスを送る指導者側と打ち解けた様子を見せた。

 バッティング練習では、マーク・ロレッタ氏(パドレス特別補佐)と、中日、阪神でもプレーしたアロンゾ・パウエル打撃コーチ補佐が、ティーバッティングで子どもたちを指導。現役時代に1713安打、通算打率.295を残した巧打者であったロレッタ氏らしく、センターを意識してボールを「運ぶ」という心がけを、一振りごとに子どもたちに伝えていた。

 一方で中村紀洋氏はトスバッティングやロングティーを担当。自身のデモンストレーション時には、スタンドに放り込むシーンもあり、その後の守備練習では子どもたちにグラブさばきを伝えるなど、攻守両面で輝かしい実績を残したベテランとしての存在感を遺憾なく発揮することになった。

 野球教室に参加した小学生は、憧れのメジャーリーガーの体の大きさや迫力に驚きつつ、気さくにコミニュケーションを取りながら指導にあたるMLB流の野球教室が新鮮だったようで、一様に充実感を漂わせた。

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