初代Vの韓国監督が胸中語る 大谷を2度攻略できず「それが一番大変だった」
初代王者の称号も課題語る、「日本の投手が投げる姿はうらやましく思う」
大会最優秀防御率、ベストナインに輝いた大谷は今大会、韓国戦2試合に登板。計13イニングを投げ、21奪三振、無失点と完璧な内容を見せた。圧巻の投球によって強烈な印象を受け付けられた指揮官は「準決勝の最後に点数を取って逆転したことで、今日の決勝にいい雰囲気が残った」とし、日本戦での逆転勝利がこの日の大勝につながったと分析した。
トップチームの国際大会での優勝は、2008年の北京五輪以来。プレミア12という新設された大会で優勝し、国際舞台で改めて存在感を見せた。
それでも自身のチームに対して「全体的に韓国で重要なのは投手。日本の投手が投げる姿はうらやましく思う。我々がもう少し発展しないといけない部分。米国の野手の送球もうらやましい」とライバルチームと比較して、課題を口にした。
初代王者の称号を手にしてもなお冷静に自国について振り返った優勝監督。今まで優勝を逃してきたWBCも2017年に行われる。国際大会の経験豊富な名将は、すでに次なる戦いを見据えていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count