MLB公式サイトが沢村栄治の伝説に注目 81年前に「大仕事をやってのけた」
球史にも刻まれる伝説のマウンド
元巨人の故・沢村栄治投手の伝説のマウンドがMLB公式サイトで紹介されている。動画や画像を特集するコーナー「Cut4」が「日本の高校生がルースとゲーリックとフォックスから連続三振を奪った日」と特集している。
1934年11月にメジャーリーガー選抜チームは来日。ベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、ジミー・フォックスらを擁するスター軍団は、全日本チームと計18試合対戦した。
81年前の11月20日に伝説が生まれたことを紹介。記事では「彼らはほどんどの試合で大差で勝利したが、11月20日の1-0の試合でエイジ・サワムラという名の17歳のピッチャーは、大半の人たちが子供時代に家の庭で夢みたような大仕事をやってのけた。その高校生は4回に登板すると、9人のアメリカの打者を三振に打ち取った。チャーリー・ゲーリンガー、ルース、ゲーリック、フォックスを連続三振に打ち取った」と報じ、高校生がメジャーのオールスターをなで斬りにした衝撃の大きさを改めてリポートしている。
「コニー・マック監督は試合後、サワムラとの契約を目論んだが、彼は拒否し、日本初のプロリーグの一端として東京ジャイアンツに加入した」と、日本人初のメジャーリーガー誕生の可能性が80年以上前にあったことも紹介。沢村がプロ野球初のノーヒットノーランを達成し、第二次世界大戦で戦死したことや、NPBで年間最高の投手に贈られる「沢村賞」が制定されていることもあわせてレポートしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count