前田健太獲りが加速する？　Dバックスがクエトにオファーも断られる

前田獲得に意欲を燃やすDバックス

　今季途中にレッズからロイヤルズに移籍したクエトは、クオリファイング・オファーの対象外となり、獲得に伴うドラフト最上位指名権損失のリスクがないこともメリットだという。

　ただ、オファーは拒否されたため、先発投手の補強に年俸1500万～1800万ドル（約18億5000万～約22億円）程の予算を考えていると言われているダイヤモンドバックスは今後、元中日の左腕チェン（オリオールズからFA）や右腕サマージャ（ホワイトソックスからFA）といった「市場2番手グループ」の獲得に動くとみられている。

　また、ダイヤモンドバックスは広島からポスティングシステム（入札制度）を利用してのメジャー移籍を目指す前田の獲得へ力を注いでいる。広島が移籍を容認すれば複数球団による争奪戦となることは確実と見られているが、Dバックスはすでに参戦を表明。スチュワートGMが「マエダを愛している」と話すなど、獲得に並々ならぬ意欲を見せている。

　クエトにオファーを断られたことで、前田獲得がより不可欠な状況となりそうだ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count