青木宣親にマリナーズ移籍浮上 イチローの定位置だった右翼守る可能性も

かつてイチローが大活躍したマリナーズ

 オズナは今季開幕前に「メジャー最強外野手トリオ」と称されたマーリンズ期待の若手の1人だが、シーズン中に36打席1安打という不振に陥り、マイナー降格を経験。3Aニューオリンズで打率3割5分と数字を残しながら、メジャー復帰は遅れた。

 当時、スコット・ボラス代理人は「彼はメジャーのサービスタイム(登録時間)の問題でマイナーリーグに留まっている」と激怒。MLBではメジャーでの実働年数が3年に達すると、年俸調停の権利を手にできる。今年がメジャー3年目だったオズナが年俸調停の権利を手にすれば、マーリンズは来季から高額報酬を支払う必要が出てくるが、それを遅らせるために球団側がマイナーで飼殺しにしていると代理人は主張し、話題となっていた。

 一方で、青木は“滑り止め“としてマリナーズにリストアップされているという。青木は今季、2度の死球で足首骨折、脳震とうと不運な離脱を余儀なくされるまで、打率、出塁率、盗塁でナ・リーグ10傑入りし、自身メジャー初となるオールスター出場も手中に収めかけるほどの活躍を見せていた。

 マリナーズでは、イチローが2001年から12年シーズン途中まで大活躍した。ゴールドグラブ賞を10年連続で手にした定位置のライトは、その絶大な守備範囲から「エリア51」と呼ばれた。来季、イチローの聖地に青木にやってくるというシナリオは実現するのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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