日ハム近藤、日本球界で”絶滅危惧種”の「打てる捕手」へ 「常に結果を」

今季は主にDHでの出場でリーグ3位の3割2分6厘「試合を決める一本をもっと打てたら」

 日本ハムの近藤健介捕手が、日本球界では“絶滅危惧種”となりつつある「打てる捕手」となるべく、意気込みを明かした。

 高卒4年目の今季は「7番・捕手」で自身初の開幕スタメン。5月下旬から5番打者を任されるようになり、129試合出場でリーグ3位の打率3割2分6厘をマーク。8本塁打、60打点はいずれも自己最高の成績だった。

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近藤健介のこれまでの成績

 後半戦はDHでのスタメンが続いていたが、来季は再び捕手で勝負する。球界では数少ない「打てる捕手」となるための意気込み、今季の打撃向上の秘訣を明かした。

――今季は打撃成績を一気に伸ばした。

「開幕前に打率3割を目標に設定していた。そういう意味では良かったです。ただ、シーズン中盤から5番を打たせてもらったので、打点や試合を決める一本をもっと打てたら良かったです」

――昨季は打率2割5分8厘、4本塁打、28打点だった。2倍近く成績を伸ばせた理由は?

「練習方法を変えたことだと思います。ソフトバンクの練習を見ていると、強いスイングでボールを捉えている。(昨季までは)僕はきれいに打ちたいと形にとらわれていたが、試合になると、力んで空振りやファウルがある。練習から強いスイングで。センター方向に強い打球を飛ばすイメージで練習していたら変わりました。あとは昨季、三塁手で試合に出させてもらった経験があるからこそだと思います」

――5番で81試合に出場した。5番を任されたことで来季につながることもあるのでは?

「5番の調子が悪ければ、4番の中田さんのマークが厳しくなる。それでは打線も回らない。来季も5番を打つのであれば、常に結果を出せるように。安定した結果を残せるようにやりたいと思います」

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