ジョンソン、マイコラス…投手は豊作 2015年新外国人を採点【セ・リーグ編】
広島の助っ人は「ベンチの使い方にクエスチョンマーク」!?
○阪神
サンティアゴ【D】 3試合登板、1勝無敗、防御率4.32
ペレス【C】 3試合出場、打率0、0本塁打、0打点
阪神では昨年、マートン、ゴメス、メッセンジャーの3人がそれぞれタイトルを獲得するなど活躍した。そのためか、新外国人はパンチのないメンバーとなった。ただ、野口氏はペレスに注目。「将来性はありそうな感じ。使えばなんとかなるかなと。いい当たりはしていましたし、(バットを)振れる感じはする。金本監督好みかなという感じはする。本当はDですけど、期待値を込めてCです」。
○広島
ジョンソン【A】 28試合登板、14勝7敗、防御率1.85
ザガースキー【C】 19試合登板、0勝0敗6ホールド、防御率2.40
シアーホルツ【B】 65試合出場、打率2割5分、10本塁打、30打点
グスマン【D】 34試合出場、打率2割3分、3本塁打、12打点
ジョンソンは1年目から抜群の安定感を見せ、最優秀防御率のタイトルを獲得。圧巻の活躍だっただけに、野口氏も「タイトル取ったんだから特Aでしょう。文句なし、言うことなし。あのクロスファイアはちょっとやそっとじゃ打てないですよ」と手放しで称える。メジャーにいれば球速は遅い方だったが、日本に来て開花。「(来年も)あのコントロールは打たれない。ただ、本人が油断すると甘く入ってきたりするので、そこだけ気をつけてほしい。今年のシーズンが始まる時と同じ気持ちでまた来年の開幕を迎えることができれば、来年もいい成績を残すと思います」。更なる奮闘に期待がかかる。
一方で、野口氏はザガースキーについては「もったいなかった。左のリリーバーで150キロ弱くらい出たんですから、もうちょっと使いようがあったかなと思いますね」と同情する。「野手の外国人をベンチに置いて使わないんだったら、ザガースキーを上げて使ったほうがよかった。最低でも日本の野球に慣れるまでやらせてあげればよかったのにと思います。可哀想だけどC」と説明した。
野手では、途中加入のシアーホルツも不運だったという。「もう少し使えばよかったのにと思いますよ。だんだん慣れてきていたのに、使わなくなってしまったので、もったいなかったですよね。でも、Bをあげたいです。フルにやれば(打点と本塁打は)2倍くらいの成績を残せたと思う。広島ベンチの使い方が、(ザガースキーとの)この2人に関してはクエスチョンマークだった」と指摘した。