バンデンハークは「特A」 2015年新外国人を採点【パ・リーグ編】
レアードは「最初は身長と打率がいい勝負だったけど…」
○日本ハム
レアード【A】 143試合出場、打率2割3分1厘、34本塁打、97打点
ガラテ【C】 13試合登板、3勝1敗、防御率1.71
ハーミッダ【D】 50試合出場、打率2割1分1厘、1本塁打、18打点
ライブリー【D】 16試合登板、0勝0敗1ホールド、防御率5.30
レアードはシーズン序盤こそ苦しんだものの、徐々に日本人投手に対応し、最終的にはリーグ3位タイの34本塁打、同5位の97打点をマーク。寿司パフォーマンスも大人気となり、意外性のあるバッティングで欠かせない存在となった。
野口氏は「最初は身長と打率がいい勝負でしたけどね。結局、最後に34本、97打点まで来たし、守備も良かったので、Aでしょう」と称賛。一方、他の3人には厳しい評価が並び「(負傷でシーズン途中に退団した)ガラテは怪我が残念だったけど、防御率を見ればCとなるでしょう。ハーミッダは1軍にいないことも多かったのでDですね」とした。
○ロッテ
イ・デウン【B】 37試合登板、9勝9敗4ホールド、防御率3.84
チェン・グァンユウ【B】 14試合登板、5勝4敗、防御率3.23
ロッテは2人のアジア人投手が活躍。イ・デウンは先発ローテーションに定着し、DeNAを戦力外となって入団テストから加入したチェンも、来季以降に期待を持たせるピッチングを見せた。野口氏は「イ・デウンは頑張りましたけど、最後の最後にCSのソフトバンク戦で良くなかったのでBかなと。チェンは期待値を込めてB。もっと駄目なのかと思いましたけど、意外と良かったですね。あのチェンジアップはいいですし、左腕で真っ直ぐも速いですからね」と総括した。
○西武
郭俊麟【C】 21試合登板、3勝7敗、防御率5.31
バスケス【C】 34試合登板、3勝1敗、防御率3.63
M・メヒア【D】 4試合登板、0勝0敗、防御率14.73
ルブラン【D】 8試合登板、2勝5敗、防御率4.23
セラテリ【D】 33試合出場、打率1割8分3厘、0本塁打、6打点
郭俊麟は期待に応えられず、勝利数、防御率ともに厳しい結果に。野口氏は「もうちょっといいかなと思ったんですが。ピッチングスタイルも含めて綺麗すぎるのかなという気がします。『もっと頑張りましょう』のCかなと」と評価した。バスケスは7月までに34試合登板と働いたが、8月以降は右肘痛もあって登板なし。野口氏は制球の悪さも指摘した上で「Cですかね」と分析。その他の3選手はDとした。