バンデンハークは「特A」 2015年新外国人を採点【パ・リーグ編】
ブランコは「2冠王があれでは…」、ウィーラーは「後半だけならAでいいかも」
○オリックス
ブランコ【D】 52試合出場、打率1割9分4厘、9本塁打、24打点
カラバイヨ【B】 64試合出場、打率2割5分2厘、12本塁打、35打点
バリントン【C】 14試合登板、5勝3敗、防御率3.30
チャベス【D】 1軍出場なし
DeNAから加入したブランコは、主砲と期待されながら度重なる故障で働けず。野口氏は「かつての2冠王があれでは困ります」とバッサリ。一方、前半戦は主力の穴を埋めたカラバイヨについては「補強組が総崩れの中、4番も打ちましたからね。安達とカラバイヨだけが頑張ってましたよ」とB評価を与えた。また、日本で実績のあるバリントンについては「実績のある選手が故障などでいなくなるのは(チームにとって)きついですよね」と厳しく指摘した。
○楽天
サンチェス【C】 66試合出場、打率2割2分6厘、7本塁打、18打点
ウィーラー【B】 91試合出場、打率2割5分5厘、14本塁打、50打点
ムリーロ【C】 9試合出場、打率3割1分3厘、0本塁打、1打点
ペーニャ【C】 125試合出場、打率2割6分8厘、17本塁打、40打点
鳴り物入りで入団したサンチェスは日本の野球に馴染めず、最後まで低調に終わった。野口氏は「もっとやってくれないと。期待値は大きかったんですけど……。去年はユーキリスが駄目で『今度こそ』というところでサンチェスでしたけど、2連続でアウトでした。(オリックスから加入の)ペーニャも、もうちょっとやってほしかった」と厳しく指摘。ただ、後半戦に持ち直したウィーラーについては「後半だけならAでいいかもしれないけど、前半戦が駄目だったのでBですね。最初の方が悪すぎましたね」と一定の評価を与えた。来季残留が決まっただけに、期待したいところだ。
パ・リーグでは、外国人が低調に終わった球団はやはり下位に沈んでいる。補強に失敗したチームは、来季こそ起爆剤となる新戦力を加えることができるのか。そして、結果を残した選手や、活躍の兆しを見せて残留が決まった選手は来季輝くことができるのか。チームの成績に直結する外国人選手のプレーに、ファンは大きな期待を寄せている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count