イチローがつけたマリナーズの「51」はメジャー史上最高の背番号のひとつ!?
イチローとジョンソンがつけたマリナーズの背番号51、「殿堂入り後に永久欠番になるだろう」
背番号8は、ビル・ディッキーと今年この世を去ったヨギ・ベラの捕手2人。ともに殿堂入りし、永久欠番となっている偉人たちの合算値は「112・3」となっている。背番号9もスター揃いだ。ロジャー・マリス外野手、グレイグ・ネトルズ内野手、ハンク・バウワー外野手、チャーリー・ケラー外野手、1年目だけ9番をつけたジョー・ディマジオ外野手で、合算WARは「145・6」。また、背番号15はサーマン・マンソン捕手らスター4人で「122・5」を記録している。
カブスでは背番号31が選ばれている。ファーギー・ジェンキンス、グレッグ・マダックスという2人の殿堂入り右腕がつけ、功績を称えて永久欠番となっている。WARは「87・1」だ。
イチローがつけたマリナーズの背番号51も負けていない。
「背番号51。ランディ・ジョンソンとイチロー・スズキの番号だ。誰が最終的に永久欠番で表彰されるのだろうか? 思うにマリナーズはイチローが殿堂入りを果たした際に2人を称えて、永久欠番にするだろう」
寸評ではこのように指摘。イチローの殿堂入りはまだ先の話となりそうだが、その時に「ビッグユニット」の異名を持つ名投手とともに永久欠番に制定されると予想している。2人の通算のWARは「96・1」となっている。
また、ジャイアンツはバリー・ボンズ外野手の背番号25。来季からイチローの所属するマーリンズの打撃コーチに就任する天才打者は、WAR「150・3」というとんでもない数字を1人で叩き出している。
イチロー以外に現役選手がつける背番号では、ブラディミール・ゲレーロ外野手からマイク・トラウト外野手に継承されたエンゼルスの27番が入った。通算WARは「60・7」だが、若き天才トラウトはこの数字をまだまだ上昇させることになりそうだ。
他にはパイレーツの21番、ドジャースの6番、タイガースの3番も選出されている。
イチローが背番号51をつけ、セーフコ・フィールドで輝きを放った日々は、現在も多くの人の脳裏に強烈な記憶として刻まれている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count