メジャー移籍目指す前田を米メディア称賛 「催眠術師のようにボールを操る」

フィールディングも絶賛、「必要としないチームは存在しない」

 チェンジアップの軌道は、アメリカで人気のアニメキャラクター「バッグス・バニー」が野球を行うエピソードからの1シーンにたとえられており、2013年のWBCでキューバのヤシエル・プイグ外野手(現ドジャース)を空振り三振に奪った一球の動画も紹介。「(前田には)スライダーもある。今までに見たことのないような動きではないかもしれないが、彼は催眠術師のようにボールを操る。そして、そのボールで相手は勝手に騙されてしまう」と伝えている。

 前田の守備能力にも注目し、「バッターに当てられても前田は準備ができている。彼は申し分のない野球選手だ。どんなピッチャー返しにも対応できるほどの反射神経を持っている」と評している。

「エースではないかもしれないが、球団の中核に前田のようなピッチャーを必要としないチームはどこにも存在しない」

 そう高評価を受けている前田。交渉期間は米東部時間の来年1月8日午後5時(日本時間同9日午前7時)まで。本命とされたダイヤモンドバックス等の撤退が伝えられる中、どれほどの球団が入札し、好条件を提示するのか。前田の去就から目が離せない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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