巨人がクルーズ獲得、過去にもNPB他球団から多数助っ人補強、活躍したのは?
ローズ、クルーン、ラミレス…NPB他球団経由で加入した助っ人たち
巨人は11日、今季限りでロッテを退団したルイス・クルーズ内野手を獲得した。
メキシコ出身のクルーズは大リーグではドジャースやヤンキースなどでプレー。メキシコ代表として06、13年のWBCに出場。14年からロッテに加入し、今季は打率2割5分5厘、16本塁打、73打点をマークした。
勝負強い打撃に加え、パ・リーグ二塁手部門のゴールデングラブ賞に輝いた。打線強化と井端の現役引退により内野の戦力整備が急務となったチームの補強ポイントと合致した形だ。
常勝が宿命づけられる巨人が、他球団で実績を積んだ助っ人を獲得するケースは多い。1999年以降に所属したNPB他球団経由の助っ人は以下の通りだ。
【1999年】
○ドミンゴ・マルティネス内野手(~01年)
97、98年と西武でプレーし、2年連続30本塁打をマーク。99年6月に巨人入りした。99年に打率3割2分4厘、16本塁打、56打点。00年は打率2割8分8厘、17本塁打、64打点をマークした。「マルちゃん」のニックネームで親しまれた。
【2000年】
○ダリル・メイ投手(~01年)
98年から2年間、阪神でプレー。00年から巨人へ移籍し、00年は12勝7敗でリーグV、日本一に貢献した。01年は10勝8敗。01年オフにメジャー復帰を直訴して退団した。
【2003年】
○マット・ランデル投手(~04年)
99年からダイエー(ソフトバンク)で2年間プレー。03年にテスト入団し、2年間で計27試合登板で4勝3敗。04年途中に右肘を故障した影響で04年オフに退団した。
○ロドニー・ペドラザ投手
99年から02年までダイエーで00、01年に最優秀救援投手に輝いた。02年オフに巨人入りし、主に中継ぎとして期待されたが、7試合登板で1勝1敗、防御率12・00。右肩の故障などでシーズン序盤に解雇された。