“改名”は成績に結びつくのか 過去10年の改名・登録名変更選手の成績は?

オリックス中島が「裕之」→「宏之」に、過去の“改名”の効果は?

 オリックス・中島裕之内野手が、来季から「中島宏之」に改名することになった。3シーズンぶりに日本球界に復帰した今季は故障などもあり、117試合の出場で打率.240、10本塁打、46打点。心機一転で来季の成績アップを目指すようだ。

 これまでも、プロ野球の世界には験担ぎ、心機一転、あるいは姓名判断などにより“改名”を行う選手が数多く存在した。その結果、成績が向上した選手はいたのか。過去10年までさかのぼり、登録名変更を含めた主な“改名”選手を振り返ってみたい。
○TSUYOSHI(2007年、西岡剛)

 2006年に33盗塁で2年連続盗塁王を獲得したが、翌年初めに登録名変更。2007年は130試合に出場し、規定打席に到達して初めての打率.300をマークした。

○鈴木尚(2007年、鈴木尚典)

 2006年は主に代打で打率.329の活躍を見せたかつての2年連続首位打者は、2007年は背番号を入団時と同じ「51」に戻すと同時に登録名変更。初めて首位打者を獲得した1997年以来の就任となった大矢明彦監督が“鈴木再生”を掲げ、レギュラー争いにも加わったが、95試合の出場で打率.232と結果を残せず。その翌年に引退となった。

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