“改名”は成績に結びつくのか 過去10年の改名・登録名変更選手の成績は?
今季はDeNAの「ゴメス」が空回り?
○亀井善行(2013年、亀井義行)
2012年は度重なる怪我により、わずか60試合、117打席の出場に留まった。登録名変更後の2013年は86試合に出場し、324打席に立つも、打率.257。出場は増えたが、目立った成績は残せなかった。
○片岡治大(2013年、片岡易之)
2008年から3年連続50盗塁をマークした韋駄天も、2011年から2年間は怪我の影響で合計30盗塁、打率も2割前半に留まり、2012年オフに登録名変更を発表した。復活を期した2013年だったが、この年も怪我の影響で72試合の出場に終わり、9盗塁、打率.290だった。
○後藤武敏G.(2015年、後藤武敏)
「G」と書いて「ゴメス」と読む。2014年、主に代打の切り札として打率.283、本塁打7。勝負強い打撃を見せていたが、普段呼ばれている愛称を後ろに付けた今季は打率.206と低迷。チームは「ゴメス」の不振により、代打の切り札を定着できないままシーズンを終えることになった。
過去10年以前を振り返ると、イチロー(鈴木一朗、現マーリンズ)を筆頭に、松井稼頭央(松井和夫、当時西武)、井口資仁(井口忠仁、当時ダイエー)、SHINJO(新庄剛志、元日本ハム)、G・G・佐藤(佐藤隆彦、元西武)ら数多くの選手が“改名”を行っている。
来季、中島宏之を含め、新たに生まれるかもしれない“改名”選手たちがどのような結果を残すかにも注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count