イチローは史上最強の“海外出身ルーキー” 「MLBに旋風を巻き起こした」

2~5位までにはキューバ人3選手がランクイン

 このランキングで5位に入ったのは、今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となっているヨニエス・セスペデス外野手。2012年にアスレチックスと4年総年俸3600万ドルで契約したキューバ人スラッガーは、このシーズンにWAR3.9という高い数値を叩き出している。129試合出場で打率.292、23本塁打、82打点、16盗塁。ア・リーグの新人王2位、MVP10位に選出される活躍で、「キューバのセンセーション」と称されている。

 4位は今季、パイレーツでブレークした韓国出身の姜正浩内野手で、WARは4.0。打率.287、出塁率.355、長打率.461と活躍したが、9月17日のカブス戦でコグランの併殺崩しのスライディングを受け、左ひざ靱帯断裂と脛骨骨折の重傷を負った。

 3位はドジャーズのヤシエル・プイグ外野手。2013年のデビューイヤーはWAR4.9という活躍だった。104試合で打率.319、19本塁打、11盗塁と活躍し、ナ・リーグ新人王投票ではマーリンズの若きエース、ホセ・フェルナンデス投手に続く2位に選出された。

 2位は2014年シーズンにデビューしたホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手。36本塁打、35二塁打、107打点という成績で、リーグトップの長打率.581という圧倒的な数字を叩き出しWARは5.5であった。ルーキーイヤーの35本塁打、35二塁打以上という記録は史上3人目だったという。ヤンキースの田中将大投手らライバルを押しのけ、満票でア・リーグMVPに輝いた。

 2~5位までのうち、アブレイユ、プイグ、セスペデスと3人がキューバ人選手という結果になった。

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