イチローは史上最強の“海外出身ルーキー” 「MLBに旋風を巻き起こした」
2001年のイチローは「期待値の遥かに上を行く活躍だった」
そして、1位には2001年にマリナーズで華麗なルーキーイヤーを送ったイチロー外野手が堂々の選出となった。WARは別格の7.7という衝撃的な数字だった。
寸評では、来季メジャー16年目を迎えるレジェンドが初年度に刻み込んだインパクトについて記している。
「10年近く日本のパシフィック・リーグ最高の打者としての地位を確立した後、イチローは2001年にメジャーリーグに嵐を巻き起こした。スピーディーな外野手はリーグ最高の打率.350を記録。さらに、リーグ最多の242安打、56盗塁もマークした。
新人王とMVPを同時受賞した史上2人目に選手に。この偉業を達成した他の選手は1975年のボストンのフレッド・リンだった。(イチローは)新人王とMVP以外にも、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞もルーキーイヤーに獲得。日本から上陸時のそびえるような期待値の遥かに上を行く活躍だった」
背番号51の伝説のルーキーイヤーは、メジャー史に燦然ときらめく“事件”として後世まで語り継がれることになりそうだ。今オフにメジャー移籍を目指す選手も含めて、今後、これ以上のインパクトをもたらす海外リーグ出身ルーキーが現れることはあるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count