ロッテは20代の選手がチームの中心に 契約更改でも大幅アップが続出
田村、中村らもアップする一方で、サブローは大幅ダウン…
○香月良仁投手 2090万円(1190万円アップ)
今季開幕前までは通算14試合のみの登板だったが、今季は中継ぎとして40試合に登板。プロ初セーブも記録し、132%アップとなった。巨人の香月良太は実兄にあたる。
○田村龍弘捕手 2760万円(1500万円アップ)
高卒捕手として入団後、名捕手として名高い伊東監督やエース・涌井秀章からの影響を吸収し、大きく成長した。打率.170と打撃面はまだまだ課題を残すが、パ・リーグ1位の盗塁阻止率.429を記録。2倍以上の年俸となる来季は、正捕手としての立場を確固たるものにできるか。
○鈴木大地内野手 8000万円(1000万アップ)
キャプテンと内野の要を務め、打撃面でも自己最多の50打点を記録した。名手クルーズが巨人へ移籍する来季はさらなる活躍が求められる。
○中村奨吾内野手 2500万円(1000万円アップ)
昨年オフのドラフトで1位指名を受けて入団すると、内野・外野の双方でプレーし、プロ初本塁打を初回先頭打者ホームランで飾る活躍も見せた。今オフのドラフトでは仙台育英・平沢大河内野手が入団。近い将来にドラ1コンビ揃っての躍動に期待が高まる。
○サブロー外野手 6500万円(6500万円ダウン)
長らくロッテの顔をつとめてきた男も、クライマックスシリーズ進出を決める決勝打を放つなどしたが、シーズンを通しては代打を中心にわずか36試合の出場に終わった。大幅アップの若手陣とはうって変わり、年俸は50%ダウン。日本一を知る数少ない現役選手として、もう一花咲かすことはできるだろうか。
年俸アップを掴んだ若手たちは、来季もさらなる飛躍が期待される選手ばかり。2年連続のCS進出を果たせば、来年の契約更改でも同じような笑顔を見られることになりそうだ。
※金額は推定。データはスタッツ・ジャパン提供。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count