オススメはザガースキー、ロサ…まだNPBで活躍できる助っ人は?【投手編】
使い勝手のいいロマン、マエストリも需要がある?
また、ヤクルトを自由契約となったオーランド・ロマンについては「ぜひとも再契約してほしい」と強調。バーネットがレンジャーズと契約合意に達し、退団が事実上、決定しただけに「一気に2人いなくなったらまずいですよね。秋吉を入れたリリーフ4人のうち、バーネットが1人いなくなるだけでも厳しいのに……。ヤクルトにはロマンを出す余裕はないのではないでしょうか」と分析する。
「逆に、本当にヤクルトをどうにかしたいと思うチームがあるなら、今のうちにロマンを獲ってしまうというのも手ですよね。先発して、3日後に中継ぎで投げてくれる外国人ピッチャーなんていないですよ。ずっと中継ぎで投げてきて『(ローテーションの)谷間があるから3、4日後に先発して』と言って、『はい』と投げてくれるピッチャーはいない。ロマンとマエストリくらいですよ。頭が下がります。
マエストリも中継ぎでこの上なく使い勝手のいいピッチャーですよね。プレミア12ではイタリア代表のエースとして1人で頑張っていた。あのピッチングを見れば、まだ日本でいけると思います。140キロ後半出ていましたし」
ヤクルトはロマンの再契約に動くのか、オリックスを自由契約となったアレッサンドロ・マエストリの獲得に乗り出す球団はあるのか、今後の動きに注目が集まる。
昨季途中に広島に加入し、7試合で3勝無敗と活躍したヒースは、今季はクローザーとして開幕を迎えたが、役割を果たせなかった。リストアップしている阪神以外に先発として獲得に動く球団もありそうだが、野口氏は“弱点”を指摘する。
「球のキレとかスピードはいいですが、球種はほぼ真っ直ぐとスライダーしか投げないですよね。球種が少ないと、(打者に)慣れられたらアウトなので。まだ去年は慣れられてなくて、しかもシーズン途中から出てきた投手だった。だから、緒方監督は球種は少なくても抑えられるクローザーと思ったんでしょうけど……」