ホークス松田移籍浮上のパドレス、元中日助っ人が明かす本拠地の厳しさ
元中日パウエル氏が指摘、「パドレスの本拠地でヒット量産は難しい」
海外FA権を行使したソフトバンク・松田宣浩内野手の獲得にパドレスが動いていると伝えられている。ただ、現役時代に中日で3年連続で首位打者に輝いたパドレスのアロンゾ・パウエル打撃コーチ補佐は、「ピッチャーズ・パーク」と呼ばれる本拠地ペトコ・パークが、実際に打者にとって厳しい球場であることを明かしている。
「パドレスの本拠地でヒットを量産することは難しい。私は打撃コーチだから、それは誰よりも理解している。太平洋からの風がすごく強い。まるで千葉ロッテマリーンズのスタジアムのようなんだ」
パウエル氏は取材に対して、こう語った。
パドレスは先月、高知市内で球団史上初となるトライアウトを行い、小・中学生の野球少年向けのクリニックも行った。日本に縁があり、球団の行事に帯同したかつての名手は、秋田県内などで行われた野球クリニックにも個人的に参加。次代のメジャーリーガー育成のため、オフを利用して積極的な活動を見せている。
パドレスの本拠地ペトコ・パークは、投手に有利な「ピッチャーズ・パーク」。パウエル氏も、打球は左翼方向から吹きつける強い風の影響を受けると指摘した。海に近いため湿度も高く、打球は飛びづらいとされている。