活躍に確かな評価 14年ぶりリーグVのヤクルト、契約更改は大幅増が続出
復活の館山にも高い評価
◯川端慎吾内野手 1億6000万円(7500万円アップ)
リーグトップの195安打をマークし、打率3割3分6厘で初の首位打者に輝いた。天才的なバッティングで「恐怖の2番打者」として打線を牽引。リーグ制覇の原動力の1人となった。倍増とまではいかなかったものの、大幅アップで複数年契約。球団の期待の高さが表れた提示となった。
◯成瀬善久投手 1億4400万円(現状維持)
ロッテからFA移籍で加入も、14試合で3勝4敗、防御率4.76に終わった。8月に登録抹消され、そのまま登板無しでシーズン終了。リーグ制覇にも貢献できなかった。3年契約の2年目のため、現状維持で契約更改。来季は復活が期待される。
◯畠山和洋内野手 1億3000万円(4000万円アップ)
主に4番として137試合に出場し、いずれも自己最多の26本塁打、105打点で打点王に輝いた。主砲としての役割を果たし、4000万円アップでサイン。さらに、変動制の複数年契約と球団からの評価も高かった。
◯館山昌平投手 1億2000万円(3000万円アップ)
3度目の右肘靭帯再建手術を乗り越え、6月28日の巨人戦(神宮)で814日ぶりに1軍復帰。その後は先発ローテーションに入り、6勝3敗、防御率2.89と結果を残した。優勝を目指していたチームにも大きな力を与える活躍で、3000万円アップとなった。
◯小川泰弘投手 1億円(3500万円アップ)
27試合に登板して11勝8敗、防御率3.11。プロ2年目の昨年の勝利数(9勝)、防御率(3.66)を改善させ、その実力を改めて証明。エースとしてチームを牽引した。来季は入団4年目で大台の年俸1億円に到達した。