ホークス退団選手の行先は? 白根はDeNA、北方はBC群馬…松中は去就見えず
細山田はトヨタ自動車、北方はBC群馬へ
助っ人もチームを去る。ジェイソン・スタンリッジとブライアン・ウルフの2人だ。そのうち、2年連続桁勝利を挙げているスタンリッジは、来季も国内でプレーしている可能性が高い。
楽天が獲得に関心を示していると報じられ、ここに来て、ロッテの名前も浮上してきた。来季37歳とはいえ、1年間ローテを安定して守り抜ける力は魅力的。自身も日本でのプレーを望んでおり、近く行き先が決まってもおかしくない。一方のウルフは、右ヒジのトミージョン手術から今季途中に復帰。ただ、去就に関する情報はなく、このまま米国へ戻る可能性が高そうだ。
このほか、細山田武史はトヨタ自動車への加入が決まり、伊藤祐介、李杜軒、吉本祥二、伊藤大智郎は育成選手として再契約した。また、川原弘之も育成選手として再契約を結ぶ見込みだ。北方悠誠はルートインBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスへの入団が決まった。
松中信彦は、いまだに去就が定まっていない。来季42歳を迎える現役唯一の三冠王。自らホークスを退団しての、現役続行を決断したものの、現状で他球団からのオファーはない。世代交代が進む日本球界にあって、新天地を見つけることは容易ではないだろう。
新天地で輝くか。育成から支配下へとジャンプアップする選手は現れるか。他球団でソフトバンクの前に立ちはだかる選手はいるか。松中は来季、どこのグラウンドに立っているのか――。新シーズンの動きに注目していきたい。(※金額は推定)
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count