「現時点では…」 前田健太獲得へ、“有力候補”ドジャースの真剣度は?

メジャー移籍への交渉進展へ、前田はドジャースの本拠地ロサンゼルス入り

 ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指す広島の前田健太投手が渡米したというニュースは、米国内でも大きく取り上げられている。現地では、代理人を務める「ワッサーマン・メディア・グループ」のアダム・カッツ氏と合流する見込み。前田は飛行機でロサンゼルスに到着したことが報告されており、同地に本拠を置くドジャースも移籍先の有力候補の1つと見られている。

 では、実際のところ、ドジャースが前田獲りに力を入れる可能性はどのくらいあるのか。MLB公式サイトは、「ドジャースに残されている投手のオプション」との見出しで特集を組み、その中で日本人右腕の名前も登場している。

 ドジャースには絶対的エースの左腕クレイトン・カーショーが君臨する。もう1人の看板投手だったザック・グリンキーは今季終了後にFAとなり、球団は再契約を目指したが、同じナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスが6年総額2億600万ドル(約253億3000万円)、年平均ではMLB史上最高となる3430万ドル(約42億2000万円)で獲得。すると、すぐにマリナーズからFAとなっていた岩隈久志投手の獲得に動き、契約に合意した。

 現時点では、カーショー、岩隈に加え、ブレット・アンダーソン、アレックス・ウッド、さらに左肩手術からの復帰が期待される柳賢振が来季の先発ローテーション候補。ただ、まだ補強が必要と見られている。

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