MLB公式サイトがイチローを“奇跡の存在”と紹介 新監督も「多大な敬意」
「チームは今一度、“奇跡の存在”に外野の穴を埋める役割を託すことになる」
メジャー通算3000本安打まで目前に迫っているマーリンズのイチロー外野手について、MLB公式サイトが特集を組んでいる。来季もチームにとって貴重な存在であり、十分な出場機会を得られると予想した上で、金字塔到達への鍵を握るドン・マッティングリー新監督が背番号51に「多大な敬意」を払っていることも伝えている。
マーリンズは今オフ、レギュラー中堅手のマルセル・オズナの放出を画策していると報じられてきた。実際に、トレードに出して見返りに先発投手の獲得を目指すことになった場合について、記事を執筆したマーリンズ番のジョー・フリサロ記者は「チームは今一度、信頼感に溢れ、年齢を感じさせない“奇跡の存在”に外野の穴を埋める役割をたくすことになるかもしれない」と言及。イチローがマーリンズにとっていかに重要な選手であるか説明している。
仮にオズナが残留したとしても「イチローの活躍の機会は充分にあるだろう」とも指摘。今季、第4の外野手として加入したイチローが、イエリッチやスタントンの故障、そしてオズナのマイナー降格によって出場機会を確保し、最終的にチーム最多の153試合に出場、398打席に立ったという事実を紹介している。
今季終了時点で、イチローのヒット数はMLB歴代33位タイの2935安打。来季からマーリンズの新打撃コーチに就任するバリー・ボンズ氏と並んでいる。記事では「イチローの3000本安打達成の瞬間は、来季のマーリンズにおいて最も期待される筋書きのひとつ」としている。