MLB公式サイトがイチローを“奇跡の存在”と紹介 新監督も「多大な敬意」
マッティングリー新監督は「イチローに多大なる尊敬の念を抱いている」
早期の金字塔到達に向けて、特集で言及しているようにイチローが多くの出場機会を得られるかは、マッティングリー新監督の起用法にも左右される。フリサロ記者は「マッティングリー新監督の挑戦の一つが、イチローの起用頻度を見定めることになるだろう」と指摘。ただ、ここで紹介されているコメントからは、かつてヤンキースのスター選手だった同監督がイチローと良好な関係を築くであろうということが伝わってくる。
記事によると、新監督は「私はイチローに多大なる尊敬の念を抱いている。彼のプレーに対する倫理や取り組み方、これらを目の当たりにすることを待ち望んでいる。イチローはチームやクラブハウス、育成面において重要な要素を担うことになるはずだ」と話しているという。
また、3000本安打達成については「私もそれを待ち望んでいるよ。私はずっとファンなんだ。私がヤンキースでコーチを務めていた頃、シアトルでイチローがプレーを始めた頃から見ていた。彼のプレーを見ているのは、本当に楽しいものだった」と期待を隠さない。自身もスター選手だっただけに、イチローとの相性は決して悪くなさそうだ。
フリサロ記者によると、来季もチームはイチローをレギュラーとして起用する考えは持っていないという。マーリンズがFA市場やトレードで新たな外野のレギュラーを獲得しない限り、対戦投手などによって併用していくとしている。ただ、オズナの去就に関係なく、今季も“奇跡の存在”にかかる期待は大きい。偉大な記録が達成される瞬間は、周囲の予想よりも早く訪れるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count