日ハムは若手の年俸大幅増が目立つ ベテランには容赦ない減俸も
今季の開幕スタメンは12球団最年少、大谷の1億円増を筆頭に多くの若手が年俸アップ
昨季限りで稲葉、金子らベテランが去った日本ハム。大幅に若返りながら、レギュラーシーズン2位。独走Vを果たしたソフトバンクには12ゲーム差をつけられたものの、79勝62敗2分で貯金17は堂々の成績だった。
開幕スタメンの平均年齢は12球団最年少の25.3歳。開幕投手の大谷を含め、日本人8人は生え抜きの高卒選手だった。若手が台頭した今季の契約更改では来季以降チームを引っ張っていくであろう選手たちの年俸アップが目立った。
◯大谷翔平投手 2億円(1億円アップ)
高卒3年目で初の開幕投手を務め、15勝5敗、防御率2.24、勝率7割5分で、パ・リーグ投手3冠。パ・リーグ投手部門のベストナインにも選ばれた。打撃では48試合出場で打率2割2厘、5本塁打、17打点と昨季から成績を下げたが、誰もが認める球界を代表するエースとなった。
◯増井浩俊投手 2億2000万円(1億円アップ)
6年目の今季は開幕から抑えとしてフル回転。56試合登板で防御率1.50と安定感抜群の投球。06年のマイケル中村に並ぶ球団歴代トップ39セーブを挙げた。セーブ王は41セーブでリーグ記録を作ったソフトバンク・サファテに譲ったが、チームの絶対的な守護神として君臨。2年契約を勝ち取った。