広島はCS逃すも選手の活躍には確かな評価 大黒柱の黒田は球界最高年俸に

福井、中崎、田中ら成長見せた若手は軒並みアップ

◯クリス・ジョンソン投手 1億5000万円(7440万円アップ)

 新加入ながら日本の野球に適応。抜群の安定感でゲームを作り、最優秀防御率(1.85)のタイトルを獲得した。14勝も前田に続くリーグ2位タイ。助っ人として申し分のない活躍を見せ、年俸大幅アップで残留が決定した。来季は開幕投手の最有力候補か。

◯福井優也投手 4200万円(2000万円アップ)

 21試合に登板して9勝6敗、防御率3.56。惜しくも初の2ケタ勝利には届かなかったが、先発ローテーションの一角を守った。プロ1年目に8勝10敗の成績を残してからは伸び悩んでいたが、ようやく一皮むけた右腕。早大ドラ1トリオでは斎藤(日本ハム)、大石(西武)を上回り、稼ぎ頭となった。

◯中崎翔太投手 4200万円(2450万円アップ)

 開幕直後にヒースの不安定な投球が続いたため、4月中旬にクローザーに。当初はセーブ失敗が続いたものの、6月からは抜群の安定感を見せ、絶対的な守護神として君臨した。69試合に登板し、0勝6敗29セーブ、防御率2.34の好成績をマーク。フル回転で年俸も納得の大幅アップとなった。

◯大瀬良大地 4600万円(1100万円アップ)

 昨年の新人王は開幕から好投するも勝ち星がつかず、セットアッパーに配置転換。新たな役割にも徐々に慣れ、ブルペンを支えた。シーズン最終戦では痛恨の決勝打を浴びたものの、シーズンを通して与えられた持ち場で奮闘。1100万円アップとなった。前田が抜ける来季は再び先発での活躍が期待される。

◯田中広輔内野手 4100万円(1900万円アップ)

 遊撃の定位置を確保し、141試合に出場。リーグ最多の22失策を記録したものの、軽快な守備で投手陣を助けることも多かった。打撃でも打率2割7分4厘、8本塁打、45打点と及第点の成績を残し、二塁打33本、三塁打9本をマーク。来季は背番号も「2」となり、中心選手としての活躍が期待される。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY