巨人・村田復活の鍵は? 春季キャンプから見えていた不振の“前兆”

今季はスライダーに対して71打数8安打

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2015年 村田修一のヒートマップ

「やっぱりスライダー、フォークですよね。変化球で攻められたということでしょう。もともと横浜で4番を打っていた時から、外のスライダー中心にっていう攻めをされていたから。あのころから、『内に速く、外にスライダー』という攻めには脆かったですよ」

 今季、スライダーに対して71打数8安打(打率.113)、フォークに対して32打数6安打(打率.188)と滅法、弱かった。そんな村田について、横浜時代2年間チームメイトだった野口氏は不振の“前兆”が2月の春季キャンプから出始めていたと指摘する。

「キャンプの時にたまたま宮崎でのジャイアンツの紅白戦を見ていて、『修、あれあかんだろう』と言うと、『バットが出てこないんです』と言っていたんです。その出てこないものを『出そう、出そう』とするから、スライダー、フォークみたいなところに全部引っかかってしまうんです」

 同氏は「このクラスなら、キャンプは何かテーマを持ってやっているはずなんですけど、何をどう考えているのか、ちょっとずれている気がしたんです」とも振り返る。結果、この2つの球種では、ストレートの154打数44安打(打率.286)と大きな差がついてしまった。

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