飛躍の巨人・立岡宗一郎が目指す理想の1番打者とは

取り戻した「原点」、頭に描く理想の1番打者は…

「いろいろ考えすぎていたのかもしれない」と、約2か月間試合に出続けられたことで野球を「うまくやろう」と意識しすぎていたことに気が付いた。2軍から1軍へ這い上がろうと思っていた当時のハングリーさを取り戻し、考え方をシンプルに、原点に立ち返った立岡は打ちまくった。再び、定位置を奪い返すと、91試合、打率.304という好成績でシーズンを終えた。

 今季チームが貧打に苦しみ、リーグ優勝も逃す中、立岡の活躍は目立った。「来年の目標は開幕スタメン。130試合以上を1番・センターでの出場を目指していきたい」と決意を語った。規定打席での打率3割到達、30盗塁も狙う。憧れの存在に近づくためだった。

「(楽天の)松井稼頭央さんのような選手になりたい。ホームランも打てるようになっていきたい。そのために体も大きくして、体力づくりをオフのうちからやりたい」

 プロ入り後、本塁打はない。ゼロからの挑戦で球界を代表するリードオフマンへと成長を遂げ、巨人のリーグV奪回を目指していく。(※金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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