移籍先候補の1つ!? パドレスに前田健太が必要な理由「リスクは伴うが…」

地元メディアが特集「パドレスはケンタ・マエダに入札すべし」

 広島の前田健太投手がポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指している。ドジャースなどが移籍先の有力候補とされる一方で、ナ・リーグ西地区のライバル球団パドレスこそが獲得すべきという声が地元メディアで上がっている。

「パドレスはケンタ・マエダに入札すべし」と特集を組んだのは、地元メディア「イースト・ビレッジ・タイムス」だ。昨季、地区4位に終わったチームが日本人右腕を必要とする理由は明確で、先発陣の補強は急務だという。

「2016年のパドレスの先発ローテーションには多くの不確定事項が存在する。マエダにリスクを賭けることはスマートな決断かもしれない。タイソン・ロス、アンドリュー・キャッシュナー、ジェームス・シールズは全員、この冬(の移籍市場で)売りに出されている。

 パドレスは来季に向けてローテーションの穴の数々を埋めなければいけない。ポスティング費用が2000万ドルだが、マエダの年俸総額は、この冬の移籍市場での多くの高い実績を持つフリーエージェント投手よりも安価になりそうだ」

 昨オフに契約したシールズら先発3人がトレード候補になっている現状で、前田を獲得することは有益だという。来年4月に28歳になる前田は「まだ27歳」と若さもメリットとされている。

 記事では、6年続けて防御率2.60以下で、MLBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞2度受賞という実績面も高く評価し、「総評として、マエダは日本で最も安定し、最高の投手の1人であり続けた。そのパフォーマンスはうまくMLBでも適応できるだろう」と絶賛する。

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